考え続ければ変わるものもある

さいきん友人のブログでICMP(Internet Control Message Protocol)の話題をコメントしたりして感じたのは,この一年弱くらいで随分とインターネット系の分野への関心を失ったなぁということ.大学入学時にはインターネット系の勉強をして,そこら辺の研究室に入るぞと意気込んでいたものだけども,いまはほとんどそんな気にはならない.

いまは統計的機械学習パターン認識,情報圧縮,最適化とかの応用数理と情報工学の境目くらいに関心がある."情報"とは何なのか,"学習する"とはどういったことか,それは数式やプログラムでアルゴリズムに落とし込めるか,どんなプロダクトに応用できるか...そっち方面.

最初はインターネットっていうブラックボックスの中身を知りたいのがモチベーションで入学を決めた.決めたんだけども,インターネットは正直もう大まかな規格は決まってるし設計の歴史を振り返ればある程度のこと(僕が知りたいと思っていた程度のこと)はもうわかった.技術面が専攻しすぎていて,もう少し学術的な側面に触れたいと感じた.数学がいちばん好きなので.そのおかげで,さてどうしようと詰まったときがあった.

けど,これはいいことだとも思うようにしている.思考停止状態で立ち尽くすんじゃなくて,ちゃんと悩めてることにすこし安心する.思えば,成人もしていないような子供の決めた選択がそのままうまくいくことってあるんだろうか.もちろん無難な就職先くらいまでは案内してくれるだろうけど,周りのひととは違うキャリアをも選ぶことができる,とまで信じるに値する根拠や理屈はないだろうと感じる.そう感じたときの,「このままじゃなんかがだめになって死んじゃうな」っていう謎の危機感が自分の原動力だと思う.

とにかく,最初にえらくいいアタリを選んでない限り,入学時の選択なんてチンケなもんだと思う.それに拘束されるより,いつまでも「自分はこれからなにを選んでいくか?」を考えることにコストを割くのはとても大切な時間の投資だと思いました.